自己啓発本を読むと、「なるほど」とは思うけど、結局何も変わらない――
そんな経験、あなたにもありませんか?
僕はホリエモンの『多動力』を読んで、その“読んで終わるループ”から抜け出すきっかけを掴みつつあります。
今回は、その後編として第5章〜第8章までの内容をもとに、自分なりに解釈したポイントを4つに整理しました。
この本は、ただ「動け」と煽るだけの自己啓発本ではありません。
「どう動くか」「どう集中するか」「どう効率化するか」を具体的に提案してくれる、“行動思考の指南書”です。
今はまだ、実践途中。だけど読む前と比べて、日々の過ごし方に明らかな変化を感じています。
この記事が、次の一歩を踏み出したいあなたの背中を少しでも押せたら嬉しいです。
第5章:「質問力」は“自分にも相手にも都合がいいか”で決まる
この章では、「教養とは質問の質で決まる」と語られていました。
ホリエモンは、“良い質問とは、自分にとっても相手にとっても都合がいい質問”だと定義しています。
つまり、相手が答えやすく、かつ自分も欲しい情報を得られる。そんな構造になっている質問こそが、質の高い問いなんです。
逆に悪い質問とはどんなものか?
本書ではこんな例があげられています:
- 論点がごちゃごちゃで、何を聞きたいのか分からない質問
- 自分の経歴や背景をダラダラと長く語ったあとにようやく本題がくる質問
正直、こういう質問をしてしまっていた自分に心当たりがあって反省…。
これからは「短く・具体的に・相手目線で」問いを立てる意識を持ちたいと感じました。
第6章:すべての行動に「1工夫」を仕込むクセを持て
「仕事を効率化するには、まず今やっている作業を疑え」
この章では、そんなメッセージが伝わってきました。
ホリエモンは、今の作業を「もっと早く、もっと簡単に、もっと面白く」できないか、常に考えろと言います。
大事なのは、その工夫を“業務時間中”や“スキマ時間”で習慣化すること。
作業をただこなすのではなく、「このやり方、ちょっとムダじゃないか?」と常に小さな視点を向けていく。
それが1ヶ月後、半年後に大きな差を生む。
僕自身、ブログ執筆で構成テンプレをあらかじめ準備したり、タグやSEO用語をパターン化するなど、“1工夫”を意識し始めています。
まだ手探りだけど、やる価値は確実にあると感じてます。
第7章:「恥をかくこと」は、挑戦の証明である
ホリエモンは、恥をかくことを恐れるな、と言います。
「『他人はどう思うのだろうか』という『感情』があなたにブレーキを踏ませているのだ」
そう。多くの人が、実際のリスクじゃなく“恥という感情”に縛られて行動できなくなっている。
でもその恐れこそが、成長を止める最大の敵。
この章を読んで、僕はようやく「行動すること」そのものに意味があると思えるようになりました。
誰かに笑われるかもしれない。でも、何もしないよりは絶対に前進している。
このブログもそう。うまく書けてるかは分からない。でも、書いて公開するという行動が、何よりの挑戦だと思ってます。
第8章:「今がすべてであり、『将来の夢』や『目標』なんて必要ない。」
この言葉には、正直驚きました。
多くの自己啓発本が「夢を持て」「目標を立てろ」と言う中で、ホリエモンは真逆のことを言っている。
でも読んで納得しました。
「“今この瞬間”に集中して生きる。それだけで未来は変わる」
僕たちは「未来の不安」や「目標未達の焦り」に追われがちです。
でも、それが行動の邪魔をしていることもある。
この章は、「今日、目の前にある作業に全力を出す」ことの大切さを再確認させてくれました。
人生の目的や意味を探すよりも、今、目の前のことを全力でやる。
それだけで、十分に“意味ある生き方”になるのかもしれません。
『多動力』第5〜8章を読んで見えてきたこと
ここまで読んで気づいたのは、『多動力』が教えてくれるのは「今やっていることに効率よく、集中して取り組む力」だということです。
- 質の高い質問で、情報や学びの質を上げる
- どんな作業にも「1工夫」を持ち込む習慣をつける
- 恥をかくことを恐れず挑戦する
- 遠い理想より、“今”を全力で生きる
どれも「派手なこと」じゃないけど、日常に溶け込ませることで、自分の行動は確実に変わっていきます。
【読者へのひとこと】
『多動力』は、単なるハウツー本ではありません。
これは、「こう生きてみないか?」という新しい生き方の提案書なんだと思います。
多動力とは、やみくもに動きまくることじゃない。
「やるべきことを、集中して、効率よくやりきる」―― そんな行動の積み重ねが、未来を変えていく。
僕もまだまだ実践の途中ですが、一緒にこの“多動力的な生き方”を試していきませんか?
読んでくれて、ありがとうございました。
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